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PRノウハウ25

インタビューの上手な答え方


 テレビ取材に必ずと言っていいほど付いて回るのがインタビュー取材です。テレビでインタビューを受けるのは初めてという方がほとんどですので、緊張するのは当たり前です。うまく答えられるだろうか、取材の前日には不安な気持ちでいっぱいになるかもしれません。インタビューにうまく対応できるコツをお伝えします。

 

インタビューのときにはどこを見るのか?

 テレビはいつも何気なく見ているものだと思いますので、インタビューに答えている人の目線を気にしたことはないかもしれませんが、インタビューに答えるとき、目線は記者に向けます。人と会話を交わすとき、質問を投げかけられたら、その人の顔を見て答えると思います。テレビのインタビューも同じで、質問を投げかけた記者の方を向いて答えるととても自然な姿に映ります。インタビューで、いわゆるカメラ目線は基本的に必要ありません。カメラ目線の必要があれば記者から指示があります。
 

「記者と会話をしている」と思うことが大切

 インタビューの内容については、記者がおおまかなことは事前に伝えてくれますし、カメラをセッティングしているような当日の直前のタイミングでも、どんなことをどのような順番で聞くのかを聞けば、教えてくれます。しかし、きちんと答えようとするあまり、答える内容を一言一句覚えて答えようとする方が時々いらっしゃいますが、この方法はお勧めできません。覚えたことをきちんと言おうとすると、どうしても棒読みのような話し方になってしまい、とても不自然に聞こえるからです。このような人の場合は、いったんカメラを回しながら雑談を交え、自然な会話に戻ったところで、再度、同じ質問をしてみると、うまくいくということがほとんどです。放送では、雑談後の自然と湧き出た言葉の方を使っています。
 友達や家族と会話をするとき、今からどんな質問を自分にするのか、どんな会話を想定しているのかを聞く人はいないと思います。緊張していない状態なら、人は質問されたことに詰まらず答えることができます。つまり、インタビューは、「記者と会話をしている」と考えると、とてもうまくいきます。
 

短めの文章を接続詞でつなぐ話し方

 少し高度な技になりますが、テレビで使いやすいインタビューを目指すなら、短い文章を接続詞でつなげていく話し方を練習しておくといいかもしれません。1分ぐらいの短いニュースであれば使われるのは10~15秒にカットされたインタビューが1回。3分ぐらいの特集であれば、10秒~20秒にカットされたインタビューが2~3回。つまり、1分以上の長さで、話している内容が連続して使われることはほとんどないということです。
 例えば、ある商品の開発秘話をインタビューしたときの開発担当者の回答を考えてみます。「この商品の開発のヒントになったのは、通勤途中の電車の窓から何気なく見た風景なんです。それから研究室に何日も泊まり込んでようやくいいデータを取ることができたんです。でも、社長から商品化のゴーサインがなかなか出なくて何度も試作を繰り返しました」。これは放送で使いやすい答え方の例です。短い文章で区切って話してくれています。これなら、どの文章でも取り出して、効果的に編集することが可能です。しかし、これを「〇〇なんですけど、△△したのに、××でした」と、一度も文章を切らずに話してしまうと、開発秘話の大切な部分なのに、とても使いづらいインタビューの内容になってしまいます。だらだらとした印象にもなります。
 ニュースで解説者や評論家としてスタジオに座っている学識経験者も、知識があることは大前提ですが、それプラス、短い文章で端的な物言いができる人ですと、「テレビ向き」と評されます。短い文章で簡潔に話す方法は、テレビ取材を上手に対応するのみならず、普段の生活でも人に分かりやすい印象を与えますので、ぜひ取り組んでいただければと思います。
 
 なお、テレビ取材の対応について、具体的・実践的なコンサルティングを必要とされる場合は、弊社にお問い合わせください。
 
 
著者
木下 真樹子