PROFILE

私の自己紹介をさせていただきます。
私は大学卒業後、1998年から東京にある国内最大手のマーケティングリサーチ会社からキャリアをスタートしました。8年弱の間に、システム開発、地方自治体へのコンサルティング、経営企画、リサーチ運営の業務を担当し、総じて情報の収集や情報の加工・編集について扱ってきたと言えます。

その中で、私が企業・組織の情報発信」の分野に進むきっかけになった2つの出来事があります。

一つ目は、県や市などの地方自治体へのコンサルティング業務を行った頃の経験です。それぞれの自治体でも事業者や住民のためを考えて事業を行っていますが、それらが事業者や住民に十分伝わっておらず、利用されていないという残念な状況がありました。また、地域には魅力的な資源があるにも関わらず、住民はその存在を知らないというギャップもありました。ホームページや広報紙にも制約があることもわかりました。「どうにかして情報発信を改善できないだろうか」と感じずにはいられませんでした。

二つ目は、社長直属の経営企画スタッフとして働く中での経験です。社長の下で社内調整や資料作成を行う中で、社長は常に、社内外へのメッセージの伝わり方を常に気にかけていた姿を目の当たりにしました。企業はどのように情報発信を行えばよいかを考える契機となりました。

この2つの理由から、「企業・組織の情報発信」をテーマに仕事をすることに決めました。
2006年、当時はまだ小規模だったベンチャーのPR会社に入社しました。PRコンサルタントとして8年間、様々な業種、様々な規模の企業・団体の戦略的PRサービスの実績を積みました。

PR会社と呼ばれる会社には大きく分けて2種類あります。1)企業が発信するプレスリリースやニュースをメディアに届けるだけの役割と、2)企業がどのような情報を発信すべきか、というPR戦略的視点から企画を練り、企業が取り上げられるために、話題を先回りした編集の企画をメディアに提案したり、時に話題を作るための施策を企業に提案し実行してもらうといった、戦略的に話題を仕掛ける役割です。私が所属していた会社は後者でした。

メディアに提案する企画は、メディアが、ひいては読者・視聴者がどのようなことに関心を持つか、という視点から逆算して検討し提案します。この繰り返したことで、メディアの視点、読者・視聴者の視点で考えることがトレーニングされました。これは、企業にとっては、消費者目線・顧客目線で考えることと共通します。私が企業の情報発信についてアドバイスができるのは、この視点を持っているからです。

テレビや新聞、雑誌、Webで顧客のことがとりあげられることは自分自身の喜びでもありました。この間、多くの企業経営者の方を顧客とさせていただき、業務を通して企業経営の様々なことを学ばせていただきました。並行して、経営幹部として社内のマネジメントにも携わり、企業規模は5倍に成長しました。

その後、私は2012年末に個人的な事情から名古屋に拠点を移しました。2013年から2年間、NPO法人、財団法人および株式会社を兼務して、新規事業、助成金獲得、資金調達、広報・PRなど、幅広い業務を担当し、医療やアカデミックな領域について経験しました。

私はこのように様々な業種の顧客のPRを行い、自分自身も東京や名古屋で、様々な規模、様々なタイプの法人で働いた経験があります。この経験は、様々な企業・団体のお客様である、経営者や担当者の立場に立って、本当に必要とされるサービスをご提供する上で役立てることができるのではないか考えています。

2015年4月、名古屋市にて株式会社インフォデザインを設立しました。社名にはInformation(情報)+Design(デザイン)の意味があります。情報発信が企業の競争力を左右する時代において、当社は企業のよりよい情報発信を実現します。