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PRノウハウ20

テレビに取り上げられるチャンスをつかむには?

 
 「テレビに取り上げられるなんて相当ハードルが高い! 無理!」と思われるかもしれません。確かにそれは事実ですが、実はチャンスは意外に多いのです。企業がとりあげてほしい情報と、放送のタイミングとニーズがぴたっと合うことが大事です。
 

チャンスは365日ある

 テレビのドラマやバラエティ番組は、4月・10月の番組改編前の時期に一定期間、放送が休みになることがあります。ニュース番組はどうでしょうか。「今日はニュースは放送しません」という日があると思いますか? ニュースの放送がない日はありません。ニュースには盆休みも正月休みもありません。365日、毎日毎日、放送されています。つまり、テレビに取り上げられるチャンスは常にあるということなのです。
 
 

記者は電話帳を片手に取材先を探すことも

 ニュースを放送する時間は毎日あるので、記者はネタ探しに奔走する日々です。取材できるところを見つけるために、電話帳を片手に1件1件電話して探すこともあります。朝から晩まで1件1件お店を回って取材をお願いすることもあります。かなりの忍耐と労力、そして時間を要す作業なのは誰の目にも明らかです。なぜ、このような大変な作業をしているかというと、山のように来るプレスリリースの中に取り上げたいもの、取り上げるべきものがなかったからです。
 
 常に旬な題材を取材したいと考えているテレビ局の思いに、ぴたっと当てはまる題材を持っていれば、取材はとてもスムーズに進みます。PRしたいと考えている側(企業)もテレビ局もお互いに利益となる結果になります。最終的にはそれはテレビを見た視聴者の利益にもなります。プレスリリースには、この3者の利益を生み出す可能性があるのです。
 
 

夏前のランドセル商戦、9月の防災、12月のクリスマス――タイミングが大事

 例えば、ランドセルメーカー、防災グッズメーカー、洋菓子店。それぞれある限定された季節にテレビ局が毎年必要としているネタをそもそも持っている企業のジャンルに入ります。
 
 こうした企業はプレスリリースの配信のタイミングが非常に重要になります。その事柄が起こる1カ月前から2カ月前にプレスリリースを配信する必要があります。洋菓子店なら12月に入ってからクリスマスケーキの特集が組まれることを予想して、10月から11月にかけてプレスリリースを配信します。このタイミングを逃すと、他社に取材の機会を奪われることになります。
 
 

“画(え)になる”題材を持っていると強い

 映像に映し出したときに分かりやすいジャンルのものも、テレビのネタとしての強みを持っています。テレビの映像媒体と、新聞や雑誌の紙媒体で大きく違うのは、テレビが重要視するポイントが「画(え)になる」かどうかというところです。どれだけ旬な題材だったとしても、映像に映し出したときに分かりづらいもの、たくさんの言葉を使って説明が必要なものは、取材そのものを断念することがあります。「ここはテレビの出番ではない。新聞や雑誌にお任せしよう」となるわけです。
 
 一方、小さな子どもや動物の赤ちゃんなど、かわいらしくてずっと見ていても飽きないようなもの、動きのあるものは、多少、旬の時期が外れていたとしてもネタの候補に上がる確率はぐっと高くなります。
 
 自社商品がそもそもテレビ向きなものならば、ただ待っているのは惜しいです。ぜひ、積極的にアプローチしていただきたいと思います。
 
 
著者 木下 真樹子