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PRノウハウ19

「信頼ある」情報発信をするには?(2)

 テレビのニュースや新聞は、実名報道、一次資料にあたること、またその情報の確認の積み重ねによって記事の信頼性を高めています。では、企業は自社ホームページなどで信頼ある情報発信をするには、どうしたらよいのでしょうか。
 

 

どの情報源を選ぶか?

 自社データは正確なものであるという前提の場合、情報が本当に正確なものなのかが最も問題になるのは、自社が持っていない何らかの情報を他から引用したいときです。この場合は、どこから引用するのかで、その信頼性は大きく違ってきます。
 
 ニュースで使っている資料は、例えば、政府が公表した資料、大学や国の研究機関が発表した論文、企業が出したプレスリリースなどです。これらのものは、実験やデータに基づいた根拠のある資料です。また、インターネット上で簡単に手に入れることができるものなので、メディアに限らず誰でも使うことが可能です。
 
 

例えばお茶ポットメーカーならどうする?

 お茶ポットメーカーが新商品のお茶ポットを発売することになったとします。お茶の効能についても合わせて情報発信したいと考えたものの自社に独自のデータはありません。ネット検索して、栄養学が専門の大学の研究者が書いた論文、お茶メーカーのサイト、誰が執筆者なのかが分からない美容系のサイトの3つでお茶の効能について書かれたものを見つけました。さて、どの情報を引用するのが正解でしょうか。
 
 大学の論文はもちろんOKです。誰が執筆者なのか分からない美容系のサイトはNGです。お茶メーカーのサイトはどうでしょうか。これはメーカーに確認が必要です。このメーカーが自社でデータを分析し公表しているものであればOKです。出典が明確でないデータをメーカーが掲載していたのであればNGです。大学の論文もメーカーのデータも掲載する場合は出典を付けることが必要ですし、データ元に掲載許可を取っておくとより安心です。
 
 このようにメディアでなくとも、一般企業が信頼ある情報発信をすることは可能です。信頼は少しの努力の積み重ねから生まれる のです。
 
 

信頼ある情報で顧客に支持される

 今回のWELQの騒動をきっかけに、ウェブメディアだけでなく、企業の自社サイトなどで顧客向けに発信する情報についても、信頼性を見直そうとする動きがあります。 ユーザー・消費者は間違いなく信頼ある情報を求めています。これからは、信頼ある情報を発信し続けることが、顧客から支持される条件の1つになるはずです。
 
 
著者 木下 真樹子
 
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