2016年6月17日

昨今、先進国も新興国も経済成長が停滞する一方で、人類の前には様々な社会問題が山積しており、ポスト成長市場における企業のあり方が問われています。そのような中、2010年にフィリップ・コトラーが「マーケティング3.0」を、2011年にマイケル・ポーターが「共通価値の創造」を発表し、ビジネスモデルにおいて(本業の事業活動として)社会問題の解決に取り組む企業のあり方を示しました。そのような企業では、どのようなPRが求められるか、ポイントをまとめてみました。フジサンケイビジネスアイが運営するビジネスポータルサイト「イノベーションズアイ」のコラム「共感されるブランドをつくるPR」の第3回「ポスト成長市場の企業PRとは」。
http://www.innovations-i.com/column/empathybrand/3.html

社会価値

2015年5月28日

『知的生産の技術』(岩波新書)というベストセラーで有名な著者ですが、本書に収録されている「情報産業論」は1963年に発表された論文です。1963年というのは、東京オリンピックに向けた経済成長の中にあり、テレビ(ほとんど白黒テレビ)の普及台数がようやく1500万台となった時代です。本論文は情報社会の到来をいち早く予言したものですが、著者の洞察力の鋭さに驚くしかありません。

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2015年5月19日

私がインフォメーションデザインおよびコミュニケーションについて考える上で、一つの指針となっている論文を紹介したいと思います。P.F.ドラッカー「優れたコミュニケーションとは何か」は、1973年の”Management:Task,Responsibilities,Practices”,(『抄訳マネジメント』1975年)が原典です。抜粋として『プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか』(ダイヤモンド社、2000年7月)などに収載されており、読まれたことのある方も少なくないと思います。この論文は、コミュニケーションについてマネジメントにおける文脈で述べていますが、一般のコミュニケーションについても通用する普遍性のある内容であるため、ここに紹介します。

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