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PRノウハウ8

話題を作る切り口 4.ノウハウを解説する


 
 今回はノウハウを解説することで、メディアにとりあげられる方法について解説します。
 生活者や事業者・ビジネスパーソンがメディアを購読・視聴する理由の1つに、「ノウハウを知りたい」というものがあります。ここでいうノウハウとは、あることを効率的に行う方法、悩まされている問題を解決する方法、懸案のリスクを避ける方法などのことです。
 ノウハウが求められるテーマは、生活面では、家事、家計、料理、医療、介護、子育て、教育、結婚、葬儀、防災などのこと、事業・ビジネス面では、経理、営業、IT、セキュリティ、採用、人材育成、従業員の子育て・介護支援、事業再生、セキュリティ・BCPなど、多岐にわたります。
 メディアはこれらのノウハウについて新しい視点から解説することができる人を取材先として求めています。もしあなたや、あなたの会社(社長または社員)が、これらのノウハウを、新しい視点から解説することができれば、メディアに取り上げられる可能性があります。
 
 メディアがノウハウ解説者の取材先を選ぶ際に、ある条件があります。それは、このテーマについて解説する人物として、あなた・あなたの会社が「説得力・納得性がある立場かどうか」ということです。この条件には明確な基準があるわけではありませんが、その分野の専門家や、その分野に精通している方が解説するケースがほとんどです。例えば次のよう方が解説者として選ばれる傾向があります。
 
<ノウハウを解説する立場の例>
 ・医療:大学教授、医師
 ・健康:大学教授、医師、保健師、栄養士、トレーナー
 ・料理:料理学校の先生、料理研究家、レストランのシェフ
 ・食品:食品研究者、食品コンサルタント、生産者や食品流通で顕著な成果がある方
 ・法律:弁護士、司法書士
 ・企業の採用:研究者、人材コンサルタント、人材紹介会社、採用で顕著な実績のある会社の社長
 ・企業の営業:営業コンサルタント、顕著な実績がある営業職、有名企業の社長
 ・企業財務:公認会計士、税理士
 
 もしあなた・あなたの会社が、解説するノウハウとしては十分なものを持っていても、上記に当てはまる資格や実績がなく、ノウハウを解説する立場の説得力・納得性が十分ではない場合は、どのようにすればよいでしょうか。そのような場合に、あなた自身やあなたの会社の肩書を新たに打ち出すという方法があります。それは次のようなことです。
 
 ・ノウハウを解説するのにふさわしい、何かの分野の専門家や研究家であることを肩書で表す
 ・ノウハウに「○○方式」「○○メソッド」と名前を付けて、その方式やメソッドの第一人者となる。
 ・何かの研究や普及に取り組む機関として「○○研究所」「○○総研」「○○協会」を名乗る。
 
<新たな肩書の例>
 ・果物スイーツ研究家
 ・収納○○メソッド提唱者
 ・自由研究アドバイザー
 ・夜景研究家
 ・○○衛生研究所
 ・○○野菜研究所
 
 ノウハウ解説と言っても、他の書籍やWebサイトでも書かれているような情報には価値はなく、メディアの担当者も見つけてくれたり、採用したいとは思いません。ノウハウ解説のコンテンツとして求められることは、今までにほとんど解説されていなかった内容、従来とは異なる視点での解説内容、あるいは難しいことを分かりやすく解説する内容などの要素が必要です。ここが重要なポイントであり、コンテンツの価値の源泉と言えます。
 
 ノウハウ解説のコンテンツをメディアに提供する際の理想的な方法は、新聞や雑誌などで、類似したノウハウ解説を掲載したことがあるコーナーの担当者に向けて、実際にノウハウ解説の企画書や原稿を書いて送るというものです。しかしながら、多くの方は、送り先も、どのように企画書や原稿を書いたらよいかもご存じではないのではないかと思います。そこで、一般的にお勧めする方法は、いきなりメディアを対象にするのではなく、あなたや御社の顧客向けの内容として、ご自身のブログや会社のWebサイトにそのノウハウを書き溜めていくことです。このようなノウハウ解説が質の高い情報として集積されていれば、副次的な効果として、メディアの担当者が該当するテーマの解説者を探す際に、見つけてくれるはずです。
 
 このようなノウハウ解説をより専門家したものが、論文やレポートです。新聞や、ビジネス誌、経済産業紙、業界誌、専門技術紙・誌、関係のWebメディアには、論文・レポートを掲載するコーナーがあることが多いです。それらのコーナーに向けて論文・レポートを書き、メディアの編集部に寄稿として提供するという方法もあります。
 
 
著者 門脇 純