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PRノウハウ30

名古屋の報道番組に企業がとりあげられるには?

 
 今回は、東海地方で放送される、名古屋のテレビ局の平日夕方の情報番組に焦点をあてて、番組の特徴や取材されるためのヒントをお伝えします。
 

 
 名古屋のテレビ局では、平日夕方に次の時間帯で報道番組が放送されています。NHK以外は名古屋局の報道番組と東京局の報道番組とが接続され、交互に放送される局もあります。(2017年12月時点、放送時間は日により異なる場合もあります)
 
・東海テレビ「みんなのニュースOne」16:49~19:00
 (名古屋局は18:14~18:54、それ以外はフジテレビ「みんなのニュース」)
 
・NHK「ほっとイブニング」18:10~19:00
 
・中京テレビ「キャッチ!」15:50~19:00
 (名古屋局は15:50~16:47、18:31~18:57、それ以外は日本テレビ「news every.」)
 
・CBC「イッポウ」16:50~19:00
 (名古屋局は16:50~17:50、18:15~18:59、それ以外はTBS「Nスタ」)
 
・メ~テレ「UP!」16:48~19:00
 (名古屋局は16:48~16:50、17:42~17:52、18:15~18:59、
  それ以外はテレビ朝日「スーパーJチャンネル」)
 
・テレビ愛知「ゆうがたサテライト」
 月曜~水曜17:15~17:20、木曜・金曜17:15~17:25
 
 これらの番組が放送される夕方の時間帯は、会社勤めをするサラリーマンには視聴が難しく、視聴者層は女性(主婦など)と高齢者が中心となります。そのため、これらの報道番組の多くは、事件事故、政治、社会的に関心が高い話題、芸能の話題の他に、主に女性(主婦など)が関心を持つ、家事、家計、グルメ、旅行などに関する話題をとりあげる傾向があります。
 企業の話題がとりあげられやすいかどうかは、番組によって、また企業が扱う事業によって異なります。
 
 

●企業がアプローチすべき名古屋の報道番組は?

 一般的に企業の話題が取材されやすい、名古屋の夕方の報道番組はどれでしょうか。それぞれの番組を解説します。
 

①東海テレビ「みんなのニュースOne」

 他局に比べて固いニュースを伝える堅実路線の傾向があります。18時台の特集枠で企業の話題がたびたびとりあげられています。企業にとっては取材されやすい報道番組の候補の1つです。ものづくりの現場が取り上げられることが多い傾向があります。
 

②NHK「ほっとイブニング」

 NHKは公共放送として、その日の事件事故、記者会見、行政の話題など当日の社会的なネタを放送する必要があるため、民法の局と比べると企業の情報がとりあげられるケースは少ないです。なお、その地域や商店街、大学や学校、病院などを巻き込んだ社会性が高い取り組みは取材される可能性があります。
 

③中京テレビ「キャッチ」

 グルメを扱うコーナー、レシピを紹介するコーナー、お出かけ情報を扱うコーナーなど、女性を意識した番組づくりがされています。企業が取材される余地があるのは、18時台のニュース枠の中で毎日10分程度設けられている特集枠で、女性の関心に沿うテーマの商品・サービスが取材される可能性があります。それ以外は企業がとりあげられる余地は比較的少ないと言えます。
 

④CBC「イッポウ」

 「イッポウ」も他局に比べて固いニュースを伝える堅実路線の傾向があります。企業の話題も多く取り上げられており、企業がアプローチする先として有力な候補となる報道番組です。ものづくりの現場が取り上げられることが多い傾向があります。
 

⑤メ~テレ「UP!」

 番組全体の構成として、15分以上の大型特集枠が一日2本ありますが、その多くは、家事、家計、グルメ、旅行など女性が関心を持つような内容です。これらの内容に関連する話題なら、とりあげられる可能性があります。それ以外の枠は日々の事件、事故、行政ネタを短く伝える構成のため、企業の情報が紹介される余地は比較的少ないと言えます。
 

⑥テレビ愛知「ゆうがたサテライト」

 月曜日から水曜日は実質の放送時間が3分程と短いですが、毎週木曜日と金曜日は実質の放送時間が7分程に伸びて「小さな驚きカンパニー」(木曜日)「ニュースWHY」または「ザ・追跡」(金曜日)といった、企業に注目してとりあげるコーナーがあります。消費者向けだけではなく、企業向けビジネスの企業も紹介されています。
 
 

●企業の話題が報道番組にとりあげられるための要素

 各局の番組で共通しているのは、企業を紹介する場合でも、テレビを見ている人の目線、生活者視点で取材しているという点です。これまでの放送で企業が取り上げられた例を分析すると、次のような要素によって、取材される可能性が高まると言えます。
 ・業務用に追求された技術が、一般消費者の日常生活に関係する他分野で応用された
 ・まだ誰もやったことのないことを事業にした、あるいは事業にしようと挑戦している
 ・「こんな仕事ってあるんだ、知らなかった」という驚きが生まれるような珍しい仕事
 
 テレビ局にアプローチする場合は、単純な自社製品・サービスの紹介にとどまらず、次の視点で説明することが重要です。
 ・視聴者の生活でこのようなことに役立っている(役立つであろう)
 ・視聴者はこのようなことに驚くだろう(関心を持つだろう)
 
 

●視聴者層が関心を持つ話題を提供する工夫

 以前、中京テレビ「キャッチ!」の18時台の特集枠で、愛知県内の航空機部品メーカーが取り上げられたことがありました。とりあげられたのは、その会社の事業である航空機部品ではなく、その製造技術を使って作られた「ハンドスピナー」の話題です。
 
 ハンドスピナーは子どもなどを中心に人気になった玩具です。先に説明したように、この時間帯の視聴者層は女性や高齢者などです。視聴者には、子どもがいる女性や、孫がいる高齢者も含まれます。この航空部品メーカーの本業である航空部品については、あいにく、大多数の視聴者にとってはほとんど関心がありません。ところが、その技術を活かして作った「ハンドスピナー」となると、自分の子どもや孫が遊ぶ玩具であり、視聴者が関心を持つテーマとなります。
 
 この例は、本業そのものが視聴者の関心事ではない場合に、視聴者が関心を持つ話題を提供するための工夫として参考になります。

 テレビだけでなく、メディアはいつでもネタを探しています。商品・サービスをストレートに紹介するのではなく、視聴者が関心を持つ話題を提供する工夫も検討してみてはいかがでしょうか。
 
 
 なお、弊社はそのような検討のご相談にのることもできますので、もしご関心がありましたらご連絡いただければと思います。
 
 
 
著者
木下 真樹子