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PRノウハウ18

「信頼ある」情報発信をするには?(1)

 何かを知りたい、確認したいと思ったとき、おそらく多くの人がスマートフォンやPCでインターネットの「検索」をするのではないでしょうか。そして、その検索結果を見て「なるほど」と思い、知識として頭の中に放り込みます。中には、その情報を使って何らかのアクションを起こす人もいるかもしれません。しかし、その情報は本当に正しいものなのでしょうか。今、インターネットの情報の「信頼性」が問われています。
 

 

ネットの情報は本当に正確か?

 IT大手DeNA(ディー・エヌ・エー)が運営する健康・医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」が誤った内容を発信していた可能性があるとして非公開になりました。同社は記事制作のプロセスにおいて、他の著者の記事を不適切に利用することを助長しかねない運用体制となっていたことを認めており、この点も問題視されています。 この騒動は、他のサイトの運営にも飛び火して、私がライターの1人としてかつて関わっていた健康・医療情報サイトも、これまでに掲載された記事の内容を精査するため、一時非公開の対応を取りました。
 
 個人的には、今回のこの一連の騒動にむしろホッとしています。なぜなら、ネット上を飛び交う情報は、信頼性が低く、不正確である可能性が高い情報の“コピペ”だらけだと感じていたからです。
 
 

ニュースの報道は「実名」だからこそ信頼性が上がる

 「信頼性が低い」と感じるウェブメディアには共通点があります。どこの誰が書いた記事なのかが明らかにされていないメディアです。一方、テレビのニュースや新聞では、記者の視点が入る記事には必ず、取材した記者の名前が書かれています。その記事に責任を持つためです。自分の名前、テレビなら顔までもが世に出ることになりますが、自分の名前も顔も出しているという状況で、いいかげんなことを書けるわけがありません。だから、信頼性が上がるのです。
 
 また、記事の中で実名報道をすることによっても信頼性はさらに上がります。「関係者は〇〇と話しています」と「A会社のB社長は〇〇と話しています」と、どちらが信用度の高い内容かは言うまでもありません。
 

情報は必ず「ウラを取る」

 信頼性を高めるのにもう1つ大切なことがあります。「一次情報」を必ず確認することです。一次情報とは、その記事の元になった資料や発言した人のことを指します。ネット上の情報が不正確になる大きな理由は、他のサイトの情報を、真実かどうかを確認しないままコピペしてしまうことにあります。
 
 テレビのニュースでも新聞の記事を参考にすることはもちろんあります。しかし、そこに載っている内容が本当に正しいのかどうか必ず確認しています。いわゆる「ウラを取る」という作業です。
 
 例えば、内閣府が出した統計のグラフが新聞記事に掲載されていたとします。「大手の新聞社だから間違っているはずがない」といって、そのグラフをそのまま使ってテレビのニュースに出すことはありません。必ず、内閣府が出した原資料を確認する作業を行っています。人の発言も同じです。その人が本当にその発言をしたのかどうか、本人に直接確認した上で記事にします。確認が取れなければ、記事に書くことはできません。
 
 こうした日々の確認の積み重ねが、「信頼性」を生み出しているのです。
 
 
「信頼ある」情報発信をするには?(2)に続く
 
著者 木下 真樹子