株式会社インフォデザインは、マスメディアPRやコンテンツマーケティングを支援する名古屋のPRコンサルティング会社です。

 

 

PRノウハウ16

メディア別ノウハウ 3.テレビにとりあげられるための、テレビの特長とアプローチ方法



 今回はテレビにとりあげられるためのノウハウを解説します。テレビは視聴者数が多く、また映像を伝えるため、影響力が大きいメディアです。その分、取材されるためのハードルも高いですが、「いい画」が撮れることを伝えるなど、工夫次第でテレビに取材してとりあげてもらうことも可能です。

1.テレビのメディアとしての特長


①映像として伝える
 テレビは、映像として多くの情報量を伝えることができるメディアです。映像を重視し、動きや音を伝えるのに適しています。業界的には「いい画(え)がとれるか」と言いますが、それは、いい映像がとれるかどうかということです。それは、映像のインパクトがあること、臨場感があること、構成や配色や映えること、特長的な動きがあること、美しいこと、ユニークなことなど、総合的に判断されます。

②速報性が高く一時的
 テレビはその日のことをすぐに伝えるメディアです。平日なら朝、昼、夕、夜に報道番組や情報バラエティ番組があり、その中で企業の取り組みが取材されてとりあげられる可能性があります。なお、企画・特集モノやドキュメンタリー番組の場合は、数か月以上取材をしたものを編集して放送するという場合もあります。
 テレビ番組は、一部には録画されたり、オンデマンドで視聴されることもありますが、ほとんどの場合は放送時しか見られません。

③影響力が大きい
 テレビは30代以上にとって最も長時間接するメディアです。地上波デジタル放送は視聴者数が多く、全国ネットでは数百万人から1千万人以上の規模で、地方局でも数十万人から数百万人が視聴します。しかも、文字や音声だけでなく、映像で伝えるというインパクトがあるため、その影響力は大きいです。

2.テレビへのアプローチ方法


①アプローチ対象となる番組
 企業のパブリシティの対象となる主な番組は、朝・夕方・夜の報道番組、午前・午後の情報バラエティ番組(ワイドショー含む)、朝・夜の経済番組、ドキュメンタリー番組です。

②取材方法
 撮影はスタジオ収録の場合とロケの場合がありますが、企業が取材されるケースは、現場のロケの場合が多いです。ロケの場合は3~4人のチームで撮影を行うパターンが多い
 収録か生放送か、については、収録して編集した上で放送されるる場合がほとんどです。当日のニュースで放送する場合は、最短で撮影後2時間程度で放送する場合もあります。解説者として出演を要請されて、スタジオで生放送の中で解説するというケースもあります。イベントなどは、生放送のロケ取材でその様子が放送されることもあります。

③伝えるべき情報
 テレビにアプローチする際に伝えるべき情報としては、これまでのコラムでも紹介したような切り口の要素のうち、次の6つの要素が特に有効です。


話題を作る切り口 1.社会動向・トレンドに関連づける

話題を作る切り口 2.季節の話題をつくる

話題を作る切り口 3.社会潮流・社会問題と関連づける

話題を作る切り口 4.ノウハウを解説する

話題を作る切り口 6.イベント・取り組みを紹介する

話題を作る切り口 7.記者発表会・記者説明会を開催する

 先に述べたように、テレビは映像を伝えるメディアという特性上、「いい画」を求めています。そこで、ユニークなイベントなど、ビジュアル的に面白い映像が撮影できそうであることを伝えると効果的です。
 テレビで企業が紹介されるパターンの1つが、顧客が御社の商品を購入する、または御社のサービスを利用する事例です。そこで、事前にそのような顧客に予め取材時の協力の了承を得ておき、そのような顧客事例を3例程度、メディアに紹介することが有効です。

④アプローチ方法
 プレスリリースや、その番組・コーナーの内容に沿った企画書を、番組宛、あるいは報道局宛に、FAXかメールあるいは郵送で送ることが一般的です。電話番号が分かる場合は、ディレクターなどに確認することも効果的です。なお、番組によって放送時間前後を避けて、忙しくない時間帯に連絡することが望ましいです。

⑤取材を受ける側のポイント
 報道番組では、当日取材が決まり、連絡を受けて、数時間のうちに取材対応をすることもあります。スピーディーな対応が求められます。また、取材チームのディレクターが、このような場面を撮りたい、このようなインタビューをしたい、というリクエストをしますので、可能な限り全面的にリクエストに応えていただきたいです。
 社長などのインタビューでは、カメラを前にすると、急に話しにくくなりますので、予め想定問答を用意して、練習しておくとスムーズに話せるようになるかと思います。事前にビデオカメラなどで撮影して映りを確認しておくと、よりよい映りになります。
 取引先や顧客にテレビ取材が入る場合は、テレビに映ることを嫌がる人もいますので、事前に撮影許可を得るに十分な配慮が必要です。イベント会場などでは、カメラに映りたくない人が映らないように区分けするなどの対策も必要です。また、テレビ取材のロケは通常は3名(ディレクター、カメラ、音声)程度のチームになります。特にカメラは場所をとりますので、広くない店舗や部屋に取材が入る場合は、カメラを置く位置も想定しておく必要があります。

⑥テレビに取材されるまでのステップ
 テレビは、企業のPRをする上で最も影響力が大きく、その分ハードルが高いメディアですが、その前に、Webメディア、新聞、雑誌への露出実績を重ねておくことも有効です。テレビのリサーチャーやディレクターが、Webや新聞、雑誌から、取材するネタを探すということもあります。また、取材先の候補を選定する際に、新聞等で掲載された実績がある企業であれば、信頼性があり、より取材されやすくなると言えるからです。


 テレビは影響力が大きい媒体なので、なるべく露出することが望ましいですが、その分、ハードルも高いと言えます。取材してもらえるように、御社や商品の魅力を伝える、または「よい画が採れる」と思ってもらえるために工夫が必要です。よい素材があったとしても、タイミングの要素もあり、一度のアプローチだけでテレビに取材してもらうことは難しいかもしれません。切り口を変えて継続的にアプローチすることも必要です。


著者 門脇 純