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PRノウハウ15

メディア別ノウハウ 2.雑誌にとりあげられるための、雑誌の特長とアプローチ方法



 今回は雑誌にとりあげられるためのノウハウの解説です。
 雑誌には様々な種類のものがあります。消費者向けの雑誌は、週刊誌、ファッション誌、ライフスタイル誌、オピニオン誌、ビジネス誌、そのほか様々な趣味向けの雑誌、各種業界向けの業界誌、専門分野の専門誌などもあります。近年、雑誌の市場はインターネットに奪われつつあり、雑誌の休刊が相次いでいます。しかしながら、依然として大きな影響力を持つ雑誌もあり、ファッション、トレンド、思想、ビジネス、消費などに大きな影響を与えています。

 雑誌の他のマスメディアと比較した特長は、取材から記事化までの時間が長いことです。週刊誌では1週間以上、月刊誌では1カ月以上の期間を必要とします。そのため、雑誌は速報性の面ではどうしても他のマスメディアに劣ります。速報性と引き換えに雑誌の売りとすることは、それぞれの専門的なテーマを掘り下げて、価値のある情報を伝えるということです。独自の取材に基づく情報や分析を提示したり、専門的な知見をもとに掘り下げて考察・分析したり、今後の予測を提示したり、トレンドを見極めて新たなスタイルや選択肢を提示したりするものです。取材力や企画力の鋭さやユニークさ、あるいは専門性の高さが、雑誌の売りです。
 発行部数はおおむね数万部の水準です。新聞に比べると部数は少ないですが、専門的な媒体であるため、業界における影響力は発行部数の割には大きいです。

 雑誌に情報提供するのであれば、まずは適切な媒体を選ぶ必要があります。その雑誌の原本や媒体資料(広告出稿者向けの資料)から、読者層や編集方針を確認して、あなたが提供したい情報に関心をもちうる雑誌かどうかを判断します。

 <確認すべき点>
 □どのような読者層か
 □どのような編集方針か
 □どのようなコーナーがあるか
 □どのような記事が取り上げられる傾向にあるか
 □どんなタイトルの記事が多いか
 □どんなサイクルで発売されているか
 □出版部数はどの程度か

 さらに、その雑誌が何を売りにしているのかを見極めた上で情報提供をすると効果的です。
 トレンドを伝える雑誌であれば、従来報道されているトレンドの一歩先を行く事象や、従来考えられていたこととは逆転した事象、あるいはまったく新しい事象など、従来のトレンドにプラスαの価値をもたらすような情報を提供することが有効です。
 専門的な分析・考察をする雑誌であれば、企画のネタとなりうるテーマについて、データや事例を含めた深い情報を提供することが効果的です。

 また、情報提供のタイミングを考慮する必要があります。週刊誌では情報提供をしてから1ヶ月以降、月刊誌では情報提供をしてから2~3ヶ月以降に掲載されることが目安となります。

 雑誌には、冒頭か巻末に編集部のスタッフ名が掲載されていたり、記事に記者やライター名が書かれているケースが多いです。そこから、どの記者がどのコーナーやテーマを担当しているかが分かれば、アプローチする際の参考になります。

 なお、雑誌はニュースよりも企画モノの割合が多いため、新聞やWebに比べて情報提供をしてすぐに掲載されるものではなく、PRの手ごたえを感じられにくいことがあるかもしれません。しかしながら、雑誌はいずれも専門的な媒体であるため、一度記者とよい関係性を築くことができれば、長期に何度も取材してもらえることも珍しくありません。業界への影響力も大きいことから、あきらめずにアプローチすべき媒体であると言えます。


著者 門脇 純