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PRノウハウ14

メディア別ノウハウ 1.新聞にとりあげられるための、新聞の特長とアプローチ方法


 
 メディアにとりあげられるためのノウハウについて、メディアの種類別に解説していきたいと思います。まずは、PRの基本となる新聞にとりあげられるためのノウハウです。
 
 新聞の特長は、前日の出来事を翌日に報道するため速報性があり、一般紙はメディアの中でも信頼性が比較的高く、Webニュースなどにも波及することもあり、影響力が大きいことが挙げられます。
 
 新聞は2015年で全国で約4500万部発行されています。新聞全体としては、一般紙(全国紙、ブロック紙、地方紙)の他に、スポーツ紙、夕刊紙、経済産業紙、専門・業界紙があります。これらのうち大部分が日刊で、前日のニュースを中心に報道されます。他に特集や企画モノの記事もあります。なお、ここでは主に一般紙について解説することとし、スポーツ紙、夕刊紙、経済産業紙、専門・業界紙については解説を省きます。
 
 一般向けの新聞すなわち「一般紙」は多数の人に認知される訴求力の高い媒体だと言えます。一般紙は流通エリアによって、全国紙、ブロック紙、地方紙に分類することができます。
 全国紙は、読売新聞 913万部、朝日新聞 671万部、毎日新聞 322万部、日本経済新聞 273万部、産経新聞 159万部で、合わせると計2340万部となり、これだけで新聞の発行部数の半分を占めます。
 ブロック紙には、中日新聞 245万部、東京新聞 51万部、北海道新聞 104万部、西日本新聞 70万部があります。
 地方紙は道府県によって1種類~複数種類存在します。ブロック紙や地方紙は地域によっては購読割合が全国紙より高い場合が多く、各地域で大きな影響力を持つ媒体です。
 
 一般紙は、政治面、経済面、国際面、生活面、文化面、社会面など、テーマによって部署が分かれています。そこで、PR内容に応じて適切な部署にアプローチする必要があります。PRの対象となる主な部署は次のようになります。(新聞社によって部署名は異なります)
 
 経済部 :国内外の経済の動きや企業に関する情報
 社会部 :事件や事故、社会問題、地域の話題
 生活情報部 :家事、教育、医療、介護、など、家庭・生活に関する情報
 文化部 :文学、芸術、伝統芸能、マンガ・アニメなど文化に関する情報
 
 新聞に情報提供をする際には、なるべく担当部署や担当者に連絡をすることが望ましいです。新聞によっては、担当部署のFAX番号やメールアドレスが紙面に載っている場合があります。また、新聞の署名記事から担当記者を割り出すこともできます。
 時事ニュースの情報提供はタイミングが重要です。時事ニュースは基本的に取材の翌日に掲載されます。そのためイベントや特定の日付が決まっている時事ニュースの情報は、露出してほしい希望日の前日までに情報提供する必要があります。
 新聞には「企画モノ」の記事も掲載されます。これは、あるテーマについて深堀りして取り上げる記事です。企画モノのネタとなりうるテーマについては、御社が紹介したい情報だけでなく、周辺情報やデータ、事例などを含めた、踏み込んだ情報を提供することで、記者に関心を持ってもらえる場合があります。
 新聞の記事は文字だけでなく、写真も一緒に掲載される場合もあります。そこで、取材時にどのような写真が撮影できるのかを想定しておくことが望ましいです。また、必要に応じて写真撮影をしてもらうべきポイントを用意して紹介するのもよいでしょう。
 
 
著者 門脇 純