PRノウハウ36 予算があれば検討したいアンケート調査
広報またはマーケティングの予算が十分にあるとき、費用対効果が高い予算の使い方として弊社がご提案したいのは、アンケート調査をするということです。基本的には調査会社のモニターに対するインターネットによる調査を想定します。
広報またはマーケティングにおけるアンケート調査は、主に次の3つの目的で利用価値が高いと考えています。
1.消費者の意識を把握するため
例えば新商品開発などを目的としたニーズの把握、価格を決めるための価格感応性の調査、広告や営業において顧客に響く表現を探るための調査などです。
2.マーケティングやセールス上の表現を策定・改善するため
どのような表現が顧客の心を動かすか、どのような要素を訴求すると顧客が関心を持つのか、現在の表現と比べてよりよい表現ができないか、などを探るためのデータです。ここで得たデータは、広告やWebサイトや販促ツール、営業トークなどの内容の策定・改善に使われます。
3.マスメディアPRやリード獲得に用いるデータを入手するため
商品そのものではなく、消費者や潜在顧客が抱えている悩みや不安、関心事などの存在をデータで明らかにし、商品が必要とされる背景を訴求するためのデータです。この悩みや不安、関心事などをデータで明らかにすることが、マスメディアにとっても報道価値を見出される場合が多く、テレビ、新聞、雑誌、Webメディアなどにプレスリリースをすることで、そのデータが紹介してもらえる可能性があります。
なお、PRのための調査については、
「PRノウハウ12 話題を作る切り口 8.調査結果を発表する」でも解説しています。
また、このような悩みや不安、関心事などの調査結果は見込み顧客も関心を持ちうる内容です。そのため、リードを獲得するためのホワイトペーパーまたは白書といったツールを作成し、Webサイト上で資料請求を促すことも有効です。
なお、このようなアンケート調査に関心があるとしても、調査の経験が豊富な方は限られていると思います。ほとんどの方は、「調査会社にどのように依頼すればよいか分からない」、または「慣れていないので、調査会社への適切な依頼の仕方がわからない」、といったご要望もあるかと思います。
そのような場合は、弊社がお役に立てます。弊社は、調査会社の出身のコンサルタントが、ご要望に応じた調査の企画設計・運営・集計分析までを行います。なお、同じような調査内容でも、調査会社の選び方や設計の仕方によって、数十万円の予算を軽減できる場合もあります。関心がありましたらお問い合わせください。
著者
門脇 純